アーバンリング工法が有する狭隘地・急速施工の特長を活かしつつ、直径30mを超える大口径・深度100m級の大深度立坑を急速施工する次世代型・本設構造の合成構造セグメント圧入工法です。
アーバンウォール工法の概要
大口径を実現
◎合成壁の構造を採用することで、一般的なアーバンリング工法と比較して約2倍となる大口径を実現した。
◎鉄製ピースは品質の安定した専門工場で製作し、現場に搬入・組み立て後にコンクリートを打設する。
大深度に対応
◎底スラブ部の側壁厚さを段階的に変化させることにより、フープテンションの発生を抑える構造としている。
◎刃口部の土砂は刃口先端部の鋭角な形状に沿って刃口部の土砂が掘削されるため、クラムシェルにより排土可能である。
狭隘地・急速施工が可能
◎工場製作と現場施工を効率的に組み合わせた工法で、狭い土地にも使用でき、短い工期を実現している。
直線部材にも適応可能
◎直線部分でも十分な強度があり、円形だけでなく小判型など目的・現場に応じた施工が可能となる。
他工法との比較
・大口径は壁厚が厚くなり、刃先の掘削が困難となる。
・フリクションカット幅が大きいため、周辺地盤の影響が出やすい。
・工期が長く、広大な施工ヤードが必要。
・高圧下作業、諸外国ではすでに実施不可が多数。
・圧気装置の制限で70(ディープウェル併用で100)m程度まで。
工期が長く広大な施工ヤードが必要。特殊な機械を使うため高価。